新型コロナウイルス感染症長野県対策本部 阿部 守一 本部長より長野圏域の感染警戒レベル5に引き上げたことに伴う周知依頼がありました。
日頃は、長野県の産業労働行政に御理解、御協力を賜り、厚く御礼申し上げます。
また、新型コロナウイルス感染症対策に関する感染防止策等に格別の御高配を賜り、重ねて御礼申し上げます。
長野圏域においては、3月18日に感染警戒レベルを4に引き上げ、「新型コロナウイルス特別警報Ⅰ」を発出し、県としての感染症対策を強化しているところです。しかし、長野圏域における直近1週間(3月22日~28日)の人口10万人当たり新規陽性者数は22.15人(陽性者117人、うち長野市101人)と、その前週の16.28人(陽性者数86人、うち長野市70人)、前々週の7.76人(陽性者数41人、うち長野市38人)を上回って推移しており、感染の拡大に歯止めがかかっていません。また、感染経路不明の事例が多数確認されているほか、医療機関や高齢者施設における陽性者の確認などのリスクの高い事例もみられます。
また、長野圏域については、圏域外の医療機関にも20人を搬送している状況となっているほか、北信ブロック(長野圏域及び北信圏域)における3月28日現在の受入可能病床数に対する入院者の割合は68.5%となっており、北信ブロックの医療提供体制は逼迫しつつあります。
さらに、全県に目を向けると、直近1週間(3月22日~28日)の人口10万人当たり新規陽性者数は9.27人(陽性者数189人)となっており、受入可能病床数に対する入院者の割合は20.5%(89/434床)となっています。
県としては、県民の皆様に感染防止へのご協力をお願いするとともに、医療機関に対する受入病床拡充の依頼や、新たな宿泊療養施設の開設等により、全県における陽性者の受入体制の拡充に努めてきましたが、長野圏域における感染がさらに拡大すれば、全県の医療提供体制にも大きな影響を及ぼしかねません。
このため、現在、レベル4として特別警報Ⅰを発出している長野圏域において、とりわけ感染の拡大が顕著な長野市について、当面4月9日までの間、感染警戒レベルを5に引き上げ「新型コロナウイルス特別警報Ⅱ」を発出することを決定しました。
つきましては、別添のメッセージについて、貴連合会の会員に対し、周知していただくようお願いします。